桜の下に住んでいると、しょうがない出会いがある、蛾の幼虫の大量発生や、鳥が巣をかけてフンを落としたり、カメムシが部屋に侵入したり・・・。これらはその時期辛抱したり追い出せばいいので受け入れやすい(慣れれば)、ただ実害が出るものはそうそう受け入れられない、最近久しぶりにやられた・・・イラガの幼虫の毛に触れたらしくピリピリ痛みが抜けない、イラガは小さいが本当にすごいやつで、目視できれば避けて通るが全く気がつかないうちに接触があったらしくどうしようもない、カメムシの臭いも相当だがしかし痛くはない。
こうやって出会いたくない生きものと出会うと、自分の存在も同じように感じる、信者さんの中には皆と会う機会が少なくてもとても慕われている方がいる、保護者会などでお母さんが集まると自然中心になる人がいる、ほのぼのとした雰囲気だったり元気を振りまいてくれたり、私には無理。
決して自虐ではなくこの歳まで自分を見極めた上で、立ち位置のようなものが分かってきた。私には求心力もないし知性も品性も学徳もない、ただ親先生の言う通りに生きたいとしがみついてるだけだ、桜の葉にしがみつくイラガの幼虫のように。
イラガよ、痛みと自覚をありがとう、必死で生きようぞ!合掌。

昨年の夏からピアノのお稽古を始めた下の子は、先日初めての発表会を終えた、大きなホールでの発表会は遠慮したいというので先生に相談すると、それなら大人の生徒さんたち中心に開催するこじんまりした発表会ならどう?とお気遣い頂き参加決意、前日は緊張感が高まり「順番最初になるといいなぁ」とくじ引きで決まるプログラムを気にしつつ一所懸命練習していた、曲はショパンの「別れの曲」。
当日早めに出た子供を追って会場に入るとプログラムに順番が書き入れられ、見てみると最初ではなく最後に名前があった、緊張感最高潮・・・。お一人お一人の演奏に聴き入る贅沢な時間、そうするうちにいよいよ子供の出番、先生の紹介を受け前に出てぺこりとお辞儀、カクカクした動きに心拍音が聞こえそう。椅子を合わせて弾き始めた。
優しい音色、ゆっくり確かに弾き、練習したそのままが出ていた。無事出番を終えぺこりとお辞儀、最後に先生の素晴らしい演奏で発表会は終了、帰り際に子供の同級生のお母様からご挨拶いただき、今後ともよろしくお願いしますと嬉しい出会いもありました。
下の子にはいろんな思いをさせられる、ただこの子は神さまのおかげを頂いて日々があることを実感している、それでいいなと思うこの頃です、合掌!

びっくりした

なんの前触れなく右目の横辺りがピリピリとしてきた、かゆみや痛みは全くないうえ虫と接触した覚えもないが、とにかく触れるとピリピリする、初めての感覚はなんだか不思議。
お昼頃には教会長が「この虫は何をしているのか?」というので見てみると、1匹のガガンボがご結界横の窓ガラスの外側で、必死に(?)飛んでいる、何をしてるかはガガンボのみ知るところなので、まあお広前に遊びに来たんじゃないですかとその様子を楽しんで言った、結局ガガンボは3時間ほど同じ動きをしていた、珍しい出来事。
そしてお昼のご祈念が終わってしばらくすると「ドンっ‼︎」という音が、これもご結界付近で鳴り教会長が驚いており、何かと思い主人と原因を探すとナント外に一羽のヒヨドリがうずくまっていた。生きてるのか注意深く見ると脚で立っていることが確認できた、少し時間をおいてみると首を動かし目も開いていた、窓ガラスに羽毛が付いていたので何故か激突して脳しんとうを起こしたのだろうと思う、30分後にはいなくなり主人が念のため敷地内を点検した、猫に出くわさず良かった。
神さまのご都合なんてさっぱりわからない、ただ今日も特別仕立ての内容だったことは疑いようもない、夜まん丸のお月さまを見て天地の間に生きていることを実感した。神になる稽古、それは死に向かう生きる人間に託された使命、今日も一日ありがとうございました。

先を楽しもう

長袖を重ねた昨日を遠く思う程の快晴と暑さがやってきた、この季節屋内はひんやり感じ外気と差がある、しかし教会長は天気予報で「東京すでに27度です」と気象予報士が告げた途端「洋服一枚脱ぐ」「膝掛け外す」などと言い出す、ここで耳を傾けてはいけない。万事において早合点は主人と私がよくわかっているので聞き流す、他の人から見ると冷たく受け取られるかもしれないが、身体が不調の坂を下るのみなので、神さまはご承知と思い直して今日の取り組みとなっている。
和賀心創りを習う場所が金光教の教会、教会の人間は日々教えの実験に取り組み失敗を重ねつつ一つ一つ実証を上げていくのが使命、毎日さまざまな事柄で心乱されたり喜びをいただいたり、そしてどちらにしても神さまへお礼の尽きない生活を積み重ねている。この先どうなるか誰にも分からないが10年前の自分より今が一番いい、20年前30年前よりも段違いでありがたい道を歩いている、だから先が楽しみだなと思えます。

今時ならではの事態

下の子は今時の機器にめっぽう強い、かちゃかちゃ扱うと私などよりはるかに詳しくなる、ただしやめ時も分からなくなるようで・・・そんな中事態が起こる。昨年末くらいから頬とおでこに紅い湿疹のようなものが浮かぶようになった、それと腕の付け根や肘の内側がいわゆるアトピー性皮膚炎のような荒れ方をしている、小さい頃から皮膚トラブルは度々訪れたが何か違う、皮膚科に通うものの根本的な解決にはならないことはよく分かった。生活をじっくり観察していると長くタブレットやゲーム機器を使うと強く紅くなる、爛れたようにもなる、ブルーライトカットのシートはゲーム機には貼っていない 、どうもこの辺に原因があるようで本人とも幾度となく話をした、しかし麻薬!?止めることができない。
自分で納得できるまで見守ろうと主人が腹をくくり私は変わらずどうにかしようと右往左往する(そんな事態を少し味わっている)すると教会敷地内に生えた10年以上経つアロエが目に入った、信者さんがこれは特別なものですと言ってお供えされたもの、これを使おう!。
アロエを冷やしてぬりぬりすると気持ちがいいようで、嫌がらずにされるがままでかわいい(ちなみにかわいいと言われるのが嫌な年ごろ)、すると翌日今までになく回復傾向が見られた、どうも火傷と同じような症状を起こしているようだ、本人も気持ちよく寝れたと言う・・・だがしかしそう簡単に足を洗えない、一進一退は続く、でもなぜか毎日ありがたいと心から思える、私たち家族の営みがお広前の活性剤になっていると確信しているから。
今日もかけがえのない1日を感謝申し上げます、合掌。