カテゴリー: 2021年12月

日曜日は今季一番の寒さと聞いていたので換気と寒気に悩まされていましたが、フタを開けてみればお広前にお日様の光が注ぎ程よく人が集い、おかげで歓喜に満ちた越年祭を頂くことになりました(くどい？)、午前の部午後の部とこのような形になり1年半経ちますが、祭典に「慣れ」はないとつくづく実感します。今日は信者さんの真心込もった御礼参拝と、受け取る神様の御心が渾然一体となるような、終日混じり気のない温かな気に包まれたお広前でした、何という畏れ多いこと。午前・午後の部のお話は主人が御用頂き、教会長からは午前のみご挨拶がありました、絞り出すようなお声を聞きながら「あっ！この声…」お母様の髙松和子初代教会長にそっくり、最近では朝食にパンを好んで召し上がるなど何かにつけて似てこられました。

明日仕えられる越年祭の準備を進めていく中に、お供え物が届く、電話のお届けがある、そして午後にはご家族連れで一年の御礼参拝など、今日も賑やかなお広前でした。そのご家族のお嬢様と上の子は学年こそ違いますが、時折手紙をやり取りするなど波長が合うようで、なんと参拝中に上の子が帰り驚きと喜びもひとしお、なんと有り難い縁の中に生かされているのだろうと、噛み締める思いでした。

今日は葛飾区の公立小中学校の二学期終業式でした、成り行きの中でスクールゾーンの立て看板、通称「うま」の出し入れを毎朝受け持ち早10年、明日からしばしお休みでホッとしています。下の子が卒業の際PTAの本部役員さんへ「どなたかに交代を」と申し出、数日経ち受けた電話は「すみません、今そのご近所で探しているのですが……(泣)」その後継続したままご挨拶に見えた時も「すみません、この辺なかなか見つからなくて(泣)」と必死な様子。PTAの本部役員さんは大変なのにも関わらず、どの方もそのような素振りを見せない素敵な方が多く、私のように子供1人に一年間だけの協力とは段違い、腹を決め「このまま担当します」と申し出ると顔をクシャっとされ御礼を言われました、こちらこそ御礼を言いたい‼︎。目立つことはない黒子の存在、身近なところに無条件の手間暇をかけている人はたくさんいる、金ちゃんは無能ですが、それでも出来ることを考えて亀有でささやかに実行し生きています。

今年最後の月例祭でした、日曜日の越年祭に参拝を見合わせる方のお参りが続き、話が尽きない有り難い時間を頂きました。「教会は実家のような落ち着いた気分になるから、帰りがたいのよ」と、帰り際玄関でしみじみおっしゃるのは80代の方、信仰は年齢を越えた関わりになる気がします、共に求道者だからでしょうか。
ひと月四回の月例祭をお仕えします、教会長はじめ主人と私三人が欠けることなく、今年一年勤めさせて頂きました、すごい！神様のおかげ以外にありません。

午後3時から4時の間に教会長はおやつを召し上がる、お供えに果物がある時はこの時間に頂く、今日は大好きなりんごがあるので喜ばれた、食べていると窓から見える南天に庭のヒヨドリがやってきた、警戒しながらついばむついばむ、教会長も紅いりんごを食べる食べる、一緒におやつねと笑いながら。