執着しない

信者さんが畑で育てた絹さやには花の名残の花びらがついていて、地味なスジ取リに趣を添えてくれます、今日はブリの切り身とインゲンを煮ました、大根も美味しいですが季節のお野菜は案外どれも合うものです、と 料理人の信者さんに教えて頂きました、これも成り行きを尊ぶ一例かもしれません。人間どうしてもこれが本当、それは間違いと白黒つけたい生きものですが、その時の1番自然な流れに従うこと、自分を虚しくする稽古が、神様の意を立てる一番の近道のように感じます、日常の中で繰り返し練習です。

さあいよいよ明日は大祈願祭、金ちゃんは教会広前を一日守らせて頂きます、信者さんともども神様に御礼申し上げ、丁寧なお願いができますように、心が引き締まる思いです。今日はほんとうに暑かった!皆さまどうぞお気をつけ下さい、ありがとうございました。

小さな巨人

6月24日は亀有教会初代教会長 髙松和子姫の生誕日でした、暑がりのご母堂様にはこの季節大変なお産だったかもしれません、しかも初産、一家としては50年ぶりの赤子誕生。後継がない旧家に取り婿取り嫁として迎えられた両親、待ちに待たれた子の誕生は蔵を建てるほどのお祭り騒ぎ、その後弟3人も続き子孫繁盛。しかし昭和20年の敗戦後 家の基盤は殆どがなくなり、食料の乏しさから田畑を貸していたはずの人々に頭を下げ、食料をもらうことは本当に辛かったと度々述べておいででした。その後はさらに激烈な人生が待ち受けています、神様にすがりつかなければ歩けない道を行った女性、まさに徳者です。

いよいよ明後日には上半期御礼の大祈願祭が仕えられます、神様が次から次に試される日々、和子先生のようにはできませんが私達に与えて頂いた道を、しっかりと踏み踏みまいります、今日もほんとうにありがとうございました。

御霊さまに感謝

23日は月例祭に合わせ月例霊祭をお仕えします、6月は帰幽が多く本日も亀有教会に縁のある御霊さま三柱の立ち日です、お祭りを頂きながらお会いしたことはない二柱のお若い御霊さまにお礼申し上げ、大変お世話になった一柱の御霊さまに運命改善の奇跡を御礼申し上げました、金光教の縁は血の縁よりも強くなるものです。

今日のお野菜の盛り付けは主人です、やはり落ち着きます、私のキテレツ盛り付けとは大違い、新米の稽古は続きます、明日は金曜日、教会長の入浴日でした、どうもありがとうございます、これからも神様のお世話になります。

変わったことがある

今朝から何かお腹がシクシクしてた、朝のご祈念の後主人にも伝えておいた、波が来るようにシクシクしたが合間合間で御用には差し支えなく、おかげの中で勤めさせて頂き「金光さまの祈りの中だね」と、主人と共にいつも通り4時の御礼のご祈念を頂いた。いつもは朝頂く合楽教会の二代親先生のお話を、夕食の支度をしながら聞いていると「親先生、奥様が居ないと不便でしたでしょう」と唐突に言葉が始まり驚いた、その会合の前日に珍しく親奥様が体調を崩されたようで、親先生も言葉少なく「まあねえ」とお答えになって(笑)。大祈願祭前に申し訳ないと心中お詫びばかりでしたが、親さまから「ここを通りなさい、力にしなさい」と導いて頂き、温かい気持ちに包まれています。

追記…お弁当をなんとか作ったものの、ホッとしたせいか箸箱を入れるのを忘れ、下の子にはまさに大迷惑でした、教会長がいないので少し気が抜けているのでしょう、大祈願祭前に帯の締め直しです、今日も一日ありがとうございました。

御霊は自由

教会長帰幽から100日、今日は数え、満は明日、日々の教会長の生き様を振り返ることが多いです、幼少時からどこを切り取っても異常事態、ほぼ四年単位で受動的に環境変化、合楽教会へ修行に入るまでそんな連続。学院卒業以降あっという間に歩行困難、車椅子が相棒、そんな自身の境遇など置いて行くように周りの同年代は結婚出産ラッシュ、相当辛くこの頃の記憶は切れ切れです。親子ケンカが絶えないことで有名でしたが、人に求めない当たらない分、唯一無二の存在である母親に全て向けられました、親子まさに二人三脚の修行時代、胸が締め付けられます。

大祈願祭の前に23日は月例祭、1時のご祈念後神前広前大掃除と御神具拭きのお手伝い、夜のご祈念前にはお供えになったインゲンと絹さやの下処理を主人がお手伝い、明日油揚げを入れ教会長が大好きな煮物にします、今日も一日ありがとうございました。