生きるつながり

南向きのベランダは朝から陽が行き渡り気持ちがいい。風が吹き抜け、この季節お洗濯は3時間ほどで乾きます、桜並木のおかげで道向こうの集合住宅も気になりません、のどかな日曜日はいつもより車も少なく静かです。教会の屋根を活動の足場にしているカラス、私がベランダに出ても平気で手すりを行ったり来たりします、羽は光沢があり深い紫にも見え人生でこんなにお近づきになると思いもしませんでした。そのカラス、今朝は来たかと思うと慌ただしくベランダから飛び出します、同時に数羽のスズメの鋭い鳴く声、一瞬の出来事でしたがカラスの飛んだ方へ顔を出し見ると、スズメのヒナと思われる一羽を口に咥えていました、落とさないよう咥え直し再び飛んで行きました、残された桜にとまる親スズメ…狩りをこんなに間近で見ることは後にも先にもないでしょう。

スーパーに行くとパックに入って並ぶいろんな肉や魚、狩りをせずに食べる時代にその生命への感謝を風化させてはならない、心を転がし瑞々しいお礼を申し上げる日々でありたいと、命の連鎖を目の当たりにして心底思うことでした、今日もご教導頂きました、ありがとうございました。

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