神様にお供えしたお鏡餅は祭典後すぐに切り分ければ柔らかいのだが、なんだかんだで後回しになり数日後カチカチになってようやく向き合うことが多い。なのでお鏡を大きなオケに入れ水を張り、固くなった表面をふやかしてから包丁で切っていく、ただこの時ふやかした部分が崩れてドロドロになってしまうことに少し引っかかっていた。それである時思いつき細かいザルにそれらを受けて南側の塀の上に数カ所置いてみた、すると翌朝のこと案の定、数種類の鳥のさえずりが聞こえる。一番遠くの窓をそっと開けゆっくり覗いてみると、スズメとヒヨドリが数羽ずつ仲良くついばんでいた。その時期はムクドリも居る季節で時折やってきては先の2種を追い払っていたが、数日かけて塀の上の物と地面に落ちた分も何もなかったかのように食べて行った。
野良猫や鳩に餌を与えることは禁止なので、私の行為も当然褒められるものではないと自覚しているが、神様のおかげを頂かなければ立ち行かないという共通項がある我々なので、年に数回のお鏡餅のお下がりを共に頂いております。今は子育ての季節柄か、いつにないスズメの必死な様子に偉いなぁと思うこの頃です。
