やせがまん

生活の折々に「がまん大会」のようなことをする。暑いとき寒いとき、包丁で手を切った
とき、頭をガツンと打った時などなど。
今年は寒が緩く用意したストーブは部屋の隅でお地蔵さんのようにたたずんでいた。そうなるとがまん大会開始で、朝だんだん寒さが足元から押し寄せても「なんのこれしき」と意地でも暖を取らない。他の家族がいる時はそんなことに巻き込まないが、大体毎年毎季節私1人の意地の張り合い。
ところが先日、教会長に師匠のお姉様ご夫妻から届いたメッセージに「・・・寒さを我慢するのは徳を受ける修行にはならないから暖房を入れるのですよ・・・」とあった。やせ我慢と辛抱は違う。わかっちゃいるけど・・・これはきっと私の妙な性分なのだ。それにしても徳者の言葉は的確で、その内容は暖かく胸に響く。
実のない「がまん大会」。我ながらいつまで続けるのかと思うが、素直になれない人がどうしたら神様のお働きに添えるようになるのか。我が身を通してこれからも不毛な実験は続く。

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