ふと思い出す

32年前にこの世から旅立った祖父は亡くなる2年くらい前までお仕事を続けていた、個人の事務所を構え寡黙で圧倒されるような存在感の明治の男そのもの、そんな祖父の趣味?は物を拾うこと、帰る道中やわざわざ粗大ゴミ置き場から。隣の古い平屋を借りて拾ったものをことごとく山積みにするという半端ない人、祖母はキチンとした人なので、そんな祖父の行状にいい顔をしていませんでしたが、お互い働くパートナーとしてその辺は尊重していたようです、多分。
半世紀近く生きた今、あの頃の祖父をふと思います、苦労人で努力家で、まさに身しのぎをした人でした。戦中を生き抜いて家族を守り、戦後その家族も崩れ残された子供達を懸命に育て…気がつけば世の中はなんとなく軽薄というか…あの物拾いは何もかも忘れ去ったような平和への反旗だったのかもしれません、語り合う機会はなかった祖父ですが年々親しみを覚えるのです。今月28日は祥月命日になります、しげるさまの母君と同じ6月の帰幽です、そういえば教会修行時代、袴の裾の破れを母君に見つかり「早く言いなさい」と熊本弁で怒りながらも繕って下さいました、昨日のことのようです。
明日は教会長のお風呂です、気温が下がるようなので十分気をつけます、今日も一日ありがとうございました。

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