上半期御礼 大祈願祭

雨後の緑に梅雨のただ中を感じさせる本日、午後1時より髙松順子教会長ご祭主のもと上半期御礼、交通安全・五願五行奉体大祈願祭が仕えられた。
三ヶ月ぶりに三人の楽人さんによる雅な楽の調べの中、御祭典は厳かに粛々と仕えられ、神前拝詞後の「取次唱詞並びに五願五行奉体」の先唱は若いY君が凜としたたたずまいで朗々と見事に務められ、そして祭員による清めの神事、続けて祭詞奏上の合間には祭主が信奉者が届け出た祈願用紙を一枚一枚、丁寧に祈りを込めて読み上げた。
祭典後は祭員の教話があり、「親教会初代は『成り行きは神の働き』という、誰でもが見やすく通れるトンネル(道)を切り開いてくださったが、その入口を見つけられなければ山の向こうには行けない。歯のことは歯の専門家である歯医者に見せてみなければわからないように、信心においても、自分でどれだけ磨いた、改まったと言っても、その専門家である取次者の取次を仰がなければ知らず知らずのうちに峠道、茨道に迷い込むとも限らないのが生身の人間の実相である。いよいよ『成り行きは神の働き』『成り行きを尊ぶ』という誰でもが通れる絶対の道を絶対たらしめるために『お届けをし御取次を頂く』という立教の原点、金光教の原点を踏まえていきましょう」とのお話しを頂いた。
祭典後はこれまでの半年間の御礼、そしてここからの一年間の神様のお守り、おかばいの願いが込められた御神米が銘々に下げられ、明日からの下半期、そして夏期信行に向けて弾みを付ける一日となった。


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